途中から( 107回 マストロ宇宙人の母星への偵察から )の聴取でした。
放送時間に帰宅が間に合わず、 オ−プンリ−ルテ−プに録音していました。

荒唐無稽の感想も有りましたが、長所と短所は裏表 波乱万丈、
次々と出てくる、 小道具、 大道具、 100ボルトの交流、 反陽子銃、 四次元の人達。
4次元の世界、箱が裏返しに、 秘密組織、月世界征服同盟、Mrゴンドン。

北村博士の演説は、「ガッチャマン」の南部博士を想起します。

風呂敷は、 畳めなかった、 畳まなかった、 未完のイメ−ジ。

毎回、 冒頭で三国一郎(ナレ-ション担当)の科学解説が新鮮。
 以下に 一部紹介します。

電波は人間の作り出した物では無い。人間のした事は電波を利用するという事だけだ。
ラジオもTVも無数に有る電波の種類の内その幾つかを使っているにすぎないのだ。

4次元の世界が仮に有るとして、それを見たり触ったりして感じ取る事は不可能だ。
4次元の世界の人間が君のすぐ後ろに立っていたとしても君は全く気がつかない事だろう。

作者は 石山透、 島田淳子主演のNHKドラマ「タイムトラベラー」のシナリオ・ライター
として、有名な方です。
「続・時をかける少女」 ( 石山透 ) のノベライズは 今一歩 でした。

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マストロ宇宙の何らかの崩壊で、マストロ宇宙人の銀河系宇宙への侵略。
それに気がついた「北極星の第三惑星人」ポラルとの出会い。

マストロ宇宙人の先鋭(一人なのですが)との地球での戦い。

第三惑星人から伝授されたエ−テル波エンジンの製造。

最後は四次元の人達が登場してエンドとなる。


  登場人物

南博士         マストロ宇宙探索へ

少年ポラル      北極星の第三惑星から来た 少年

北村博士       東京電波天文台 宇宙電波研究室 主任教授

ミスタ− ゴンドン  月世界征服同盟 リ−ダ−

檜山教授       世界有数のロケット研究家。 第三惑星人が作った
             エ−テル波燃料機関をマスタ−した 唯一の人。 

この作品は、良くも悪しくも子供向けSFの感で、安心して 聞けました。 
海底から、 火星へ金星へと舞台は広がります。
日本海にダムを作り陸地の拡大化を図る勢力と、海底牧場を作り海の利用を推進するゼノン一派との闘争で始まります。。
紆余曲折の後ゼノンは敗退し、火星への開拓に向かう。その後、宇宙から来たケプの為に陸地は砂漠化し、
人類は海底で生活する様になります。はくちょう座61番星の惑星リヤから、1,000年前に金星に来たリヤ宇宙人とのトラブルがあったり、
その後和解したりが描かれます。そして、リヤ宇宙人と協力して明日を切り開いていくところを描いてエンドとなります。

海底編は、まずまず でしたが、宇宙編は今一歩でした

主人公「ゼノン」 のCVは 久松保夫、
日真名氏飛び出す (1955−1962)TBS  日真名進介役 で有名な人ですが 今は 知らない人が多いでしょうね。


こちらも波乱万丈、 ロストワ−ルドもの

アトランティスでは無くレムリア大陸、ティラノサウルスでは無くイグアノドン、
が新鮮に感じました。

行方不明になった山崎博士を探しに、 
北川理学士、 中野助手の男女2人がパプア・ニューギニアへ。  

動く島サンブ−ブ島 (レムリア大陸の最後の一部)、恐竜イグアノドン
サンブ−ブ島とパプアを繋ぐ謎のトンネル。

ロマン ダイナミック 良いお話でした。

1964年 4月からは、時代劇は無かったと思います。

 「百万の太陽」 終了後、この時間帯で連続ラジオドラマは放送されませんでした。

「S-Fマガジン初代編集長」の原作だけあって スケ−ルは大きく、
パクリ的引用も多いと感じましたが、綺麗にまとまった作品です。


迫りくる宇宙の危機、 21世紀の物語。

 「百万の太陽」 ノベライズ本も出ていますが、導入部を除いて別物です。

 M82星雲の大爆発 

ロ−ラ宇宙人の登場、圧政。

5人は反物質爆弾を 仕掛け
浦島効果で半世紀経過した地球へ帰還。   ( クラ−クの 幼年期の終わり)

ロウラ宇宙人達の説明、宇宙空間で反物質が生成され、全宇宙崩壊の危機。

地球に生まれた「新人類」の協力を

途中 タイムスリップで 1964年の地球へも

新人類 知力に優れ テレキネシス テレポ−テ−ション等 が 使える

新人類は 全宇宙 崩壊 阻止の手段無しと諦めていた。  
no2の実力者と 人格融合(合成人間) no1を倒す

予知能力者が 閉鎖空間で 多数の種族が集合している未来を予知
各種族がスタ−ドライブで惑星ごと移動 集結

エネルギ−バリヤ−で 次元閉鎖  百数十の惑星が閉鎖空間ヘ
次元閉鎖された空間は時間の進行速度が加速される。内部で10日経過すると 
外の宇宙は 数十億年経過する。
次元閉鎖は成功し 各惑星は 新しい宇宙へ旅立って行く。
  ( マレ− ラインスタ− 破滅が来る を想起) 


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語り手         山内雅人

木村           露口茂 

              宇宙航空学校練習生として、宇宙ステ−ションに。

バン隊長        宇宙ステ−ション 副司令

ブルガル 委員
              地球政府代表  次元閉鎖 開放スイッチを押す 

ワルキュ−レ
             テレキネシス テレポ−テ−ション 能力有り 知能も優れている
             地球超人類 のno2。
             クビラインと決闘で、木村達との人格融合で勝利する。 

クビライン
             地球超人類 のno1
             ワルキュ−レとの決闘で敗北 銀河救済計画に協力

カペラ人
             次元閉鎖開放に反対する種族。

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次元閉鎖
             エネルギ−バリヤ−で空間閉鎖 

反物質 
             正物質と接触して爆発消滅、 この宇宙が消滅する原因。 

銀河系連盟
             ロウラ人は 指導的立場にある。

スタ−ドライブ

             惑星推進システム、これにより 「次元閉鎖した空間」に
             百数十の惑星が集合した。

この作品も子供向け時代劇で、 インパクトは 私にとって希薄でした。
足の速い少年と、 若い忍者、 敵役の忍者のお話です。
戊辰戦争 前後の 北海道が舞台   主題歌が ダイナミック。

 テ−マソング前のピストルの音が印象的でした。

 スト−リ−  こちらも ダイナミック、波乱万丈で大人の鑑賞にも耐えると感じました。

百万の太陽 福島正美   原案

 川崎九越  脚本

 岡田樹代子 音楽
1964 04 ―  1965 03 SF
応答せよゼノン 山元 護久 作

冨田 勲  音楽
1963 04 ―  1964 03 SF
燃える水平線 石山透 作

橋本 力 音楽
1963 10 ―  1964 03 SF
緑のコタン 山中恒  作

橋本 力 音楽
1962 04  ― 1963 03 時代劇
走れ源太 須藤出穂  作

小林秀雄音楽
1963 04 ―  1964 03 時代劇

はるかに遠く
銀河のかなた  謎にみちて
宇宙は 広がる 広がる 広がる

主題歌、現代音楽風
        女性ボ−カル 
未来的で雰囲気出てます。

この物語は、21世紀の物語である
21世紀、それは我々地球人類が築きあげた新しい栄光の時代である

地球は一つの政府に統一され平和と輝かしい文明から
生み出された新しいエネルギ−は、
今や果てしなく広がる宇宙空間へと向けられていた。

地球に一番近い星月には人口1万を数える都市が建設され、
火星や金星にも宇宙基地が設けられ
又、地球を取り巻く大気圏外には人類が作った新しい星
ド−ナツ型の宇宙ステ−ションが銀色に輝いて浮かんでいた。
そして 我等地球人類の前途はまさに洋々たるものの様に
思われていたのだが。

2064年不吉な前兆をキャッチしたのは宇宙天文台に据えられた
巨大な望遠鏡だった。

我々の住む銀河系宇宙から1,000万光年の彼方に
ある別な宇宙、M82星雲が異常な大爆発を起こしていたのである。

初回、 冒頭の語り

これまた 雰囲気出てますね
未来 未来、明るい未来


現在2014年
後50年先の未来
実現は難しいですね
地球人類を乗せた惑星はスタ−ドライブで飛び続ける。

新しい銀河系宇宙は果てしなく広がり、
星たちの輝きは若々しいエネルギ−に満ち溢れていた。
最終回
最後の語り

綺麗にまとまりました。

誰かが呼ぶゼノン
応答せよゼノン
明日を夢見るゼノン
紺碧のうねり遙か
銀色の砂果てなく
新しい大陸 第六の大陸
明日に向かって呼んでみようゼ-ノ-ン
主題歌 

ウ−ン 私的には 今一歩でしょうか
主題歌 無し オ−プニングの音楽は コ−ラスのみ  バックの未開人の太鼓の音が
雰囲気出てました。
今や宇宙時代である。
誰もが空を見ている。

だがこの狭い地球には、まだ我々の知らない部分が残っている、
われわれの足元に、そして遙かな海の彼方に

 三國一朗 の名調子
 ハラハラドキドキ 感 充分


   雪のしぶきと 氷の岩を
   波も冷たい 東海の (とうかいの)
   嵐にむかい まっしぐら
   緑のコタンを 夢にみて
   ああ 若き勇者 勇者はすすむ
   緑 ああ ああ ああ緑のコタン
主題歌 、 ダイナミック。

主題歌前の、ピストルの音が印象的でした。
「ライフルマン」を連想
かって石狩川の上流ウリ. ウにあって緑のコタンの
名酋長とうたわれたハッカセ。
彼は横暴な支配者松前侯から緑のコタンの宝を守るため、
カムイイワキに秘密の隠し場所を作り子孫に伝えた。

そして200年の年月が流れ明治14年春、その何代目かの
子孫であるポンションによってその秘密の宝が日の目を見ようとしていた。
最終回、冒頭の語り。

雰囲気出てますね。

  宇宙へ行こう
  はるかに続く銀河を わたる−
  宇宙へ行こう

  行こう行こうどこまでも
  広い広い宇宙の向こうまで
  ほらほら 北極星だ金星だ
  ほらほら 南十字星

  地球が青く光る時
  空は暗く果てしなく 果てしなく広がる
  ア− ア− ア−
 主題歌 

歌詞も メロディ−も好きです。
あれから、 もう52年。 
宇宙は無限だ
宇宙は 神秘だ
宇宙には夢が有る
宇宙は人間の憧れであり宇宙はすべてを包んでいる
宇宙は 始めであり宇宙は 終りだ
主題歌前の三國一朗の語り。

私的には、最高の語りでした。
四次元の銀河系宇宙の人達は、
我々三次元の銀河系宇宙の味方なのだ。
そして桃色の雲は四次元の世界の人達なのだ

 最終回、冒頭
ミスタ− ゴンドン ( 月世界征服同盟 リ−ダ− )
のセリフです。

個性的な喋り、良い感じでした。
  ( 玉川 良一 俳優・声優・コメディアン・浪曲師 )

北村博士の話は終わった。
確かに、この時間たった今宇宙のあらゆる生物が、
全く別の生き方をしているに違いない。
その証拠に今も無数の宇宙電波がこの銀河系を駆け巡り
地球に降り注いでいるのである。
その中のひとつは今もモ−ルス符号を伝えている、
「 地球は如何 地球は如何 地球は如何
最終回、最後の三國一朗の語り


地球は如何は、 ポラル(曽我町子)のセリフ。
宇宙から来た少年 石山透     作

宇野誠一郎  音楽
1962年 4月 −1963年 3月 SF
TOP 
宇宙から来た少年 〜 百万の太陽  ラジオドラマ NHK                  


何でも有りのnet上でも、情報量の少ないラジオドラマの紹介を。


1962年 − 1964年 NHK ラジオドラマ を聴取していました。もちろんTVも見ていた訳ですが、 
アニメ「鉄腕アトム」 (1963年1月1日から)は、漫画原作と比べてお子様向けの感でした。 
NHK ラジオドラマは対象年齢が上で当時のSFドラマとして、他の媒体より進んでいる 
「宇宙から来た少年」は「アウター・リミッツ」(1963 年)に勝るとも劣らないと感じていました。



題名 作家 放送期間 内容 録音デ−タ
宇宙から来た少年 石山透 1962 04  ― 1963 03 マストロ宇宙人の侵略、 北極星第三惑星から来た少年ポラル、 波乱万丈。 
反陽子銃、 四次元の人達、 冒頭の三国一郎の科学解説がグッド。
最終回 
緑のコタン 山中恒 1962 04  ― 1963 03 時代劇、 明治維新前後の北海道が舞台。 主題歌、 内容共に ダイナミックでした。  最終回
燃える水平線 石山透 1963 10 ―  1964 03 SF、 パプア・ニューギニアを舞台に。 動く島サンブ−ブ島レムリア大陸 第一回(冒頭のみ)

最終回 他
応答せよゼノン 山元 護久 1963 04 ―  1964 03 海底から、 火星へ金星 へオ−ソドックスなSF 最終回
走れ源太 須藤出穂 1963 04 ―  1964 03 時代劇、子供向け、 良くあるお話、 ラストはチト感動。 主題歌のみ
百万の太陽
福島正美

脚本 川崎九越
1964 04 ―  1965 03 迫りくる宇宙の危機、 21世紀の物語 スケ−ルの大きいSFドラマ 第一回(冒頭のみ)
最終回