登場人物 | . | 声優 | . |
語り手 | . | 三国一郎 | . |
ポラル | . | 曽我町子 | 北極星の第三惑星から来た 少年。マストロ宇宙人侵略を警告に地球へ来訪する。 |
ミスタ− ゴンドン | . | 玉川良一 | 月世界征服同盟 リ−ダ−。誰よりも早く未知の世界へ |
西田助手 | . | 天地 総子 | 東京電波天文台 宇宙電波研究室 助手 |
北村博士 | . | . | 東京電波天文台 宇宙電波研究室 主任教授 |
南博士 | . | . | マストロ宇宙探索へ ポラルと同行する。 |
檜山教授 | . | . | 世界有数のロケット研究家。 第三惑星人が作ったエ−テル波燃料機関をマスタ−した唯一の人。 |
花房 華子 | . | . | 東京植物大学大学院熱帯植物研究科、所属 |
ポタリ | . | . | 北極星第三惑星人。女性 |
ゴゴ−リン | . | . | 宇宙飛行士 |
マストロ宇宙人1963号 | . | . | 地球人に協力しようとして、他のマストロ宇宙人に消される。 |
睦 五朗 羽佐間 道夫 川合 伸旺 永井 一郎 細井重之 白坂 道子 こがこうじ さかたくにおみ むかいみちこ |
日本の最も古い書物古事記には、次のように書かれている 初めに、何か得体のしれないゴチャゴチャしたものが有った。 神様はその中に棒を突っ込みかき回した その棒から落ちたしずくが、日本列島となった。 又キリスト教の聖書には、この世の初めの様子を次の様に表している。 初めに混沌が有った。 混沌とは、これ又訳のわからないゴチャゴチャである。 今上げた二つの例でもわかるように、この世の初めについては、誰でも何となく 訳のわからないゴチャゴチャを連想するらしい。 そしてそれは決して間違いではないらしい。 科学的に信じられているところによると、宇宙の初めは全てが気体だったといわれている。 ガスである。そのガスが速度を持っていた。 つまり動いていたのだ。ガスが動くとその運動の中に渦が出来る。大きな渦、 幾つかの小さな渦。 初めぼんやりした形の渦も段々にはっきりした形になり、 その中心にガスが集まった。 集まったガスは圧力によって、やがて液体となり固体となった。 そしてやがてそれはどんどんと大きくなり、恒星となり惑星となったのである。 とすれば宇宙を創ったものは、渦であり流れであり速度だと言うことが出来る。 あの太陽の輝きも、美しい花も可愛い動物も、そして逞しい人間の働きも、 元々は速度であるということになる。 速度、運動それはエネルギ−の量によって知る事が出来るものだ。 エネルギ−によって創りだされた宇宙は、やがてエネルギ−に還るだろう。 花も動物も人間も、やがてはエネルギ−に姿を変えてしまうと言われている。 地球が滅び人類が滅亡しても、エネルギ−は消えて無くなりはしない。 大昔それは全て気体の運動としてこの世に有った。 今その一部は花として動物として人間として、その姿を現している。 遠い将来、この不滅のエネルギ−は宇宙でどんな姿をとるだろう? |
毎回、冒頭で三国一郎 (ナレ-ション担当)の 科学解説が新鮮。 今や古くなった宇宙論ですが、 センスオブワンダ−に あふれています。 |
電波は人間の作り出した物では無い。人間のした事は電波を利用するという事だけだ。 ラジオもTVも無数に有る電波の種類の内その幾つかを使っているにすぎないのだ。 |
独自の視点。新鮮に感じました。 |
4次元の世界が仮に有るとして、それを見たり触ったりして感じ取る事は不可能だ。 4次元の世界の人間が君のすぐ後ろに立っていたとしても、君は全く気がつかない事だろう。 |
今なら高次元空間でしょうか |
この銀河系宇宙にほとんど重なり合うように、もうひとつの宇宙が有る。 有るのだが目には見えない。感じる事も出来ない。なぜならそれは四次元の世界だからだ。 我々の空飛ぶ円盤にしても、お前たちのロケットにしても光よりも速く飛ぶ。 しかしそんな事は、物理学上力学上ありえない事なんだ。 円盤やロケットが早いのは、それが力学空間には含まれていない近道をするからなのだ。 それが四次元の世界だ。 |
マストロ宇宙人の解説的セリフ 四次元の世界がハイパ−スペ−ス。 |
何でも有りのnet上でも、情報量の少ない、ラジオドラマの紹介を。 | |||
1962年 − 1964年 NHK ラジオドラマ を聴取していました。もちろんTVも見ていた訳ですが。 アニメ「鉄腕アトム」 (1963年1月1日から)は 漫画原作と比べて お子様向けの感でした。 それはそれで良いのですが、 私的には満足出来ませんでした。 NHKラジオドラマは対象年齢が上で、当時のSFドラマとして他の媒体より進んでいる 「宇宙から来た少年」は 「アウター・リミッツ」(1963 年)に勝るとも劣らないと感じていました。 以下「宇宙から来た少年」を紹介します。元デ−タは、当時録音していたテ−プと私の記憶となります。 したがって誤りも有るかと思います。NHKラジオドラマ 情報お持ちの方は、お知らせ頂ければ幸いです。 「緑のコタン」「燃える水平線」「百万の太陽」は、巡り合せで早稲田大学演劇博物館で台本を閲覧出来ました。 「宇宙から来た少年」の台本も閲覧したいと渇望しています。
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途中から( 107回 マストロ宇宙人の母星への偵察から )の聴取でした。放送時間に帰宅が間に合わず オ−プンリ−ルテ−プに録音していました。 荒唐無稽の感想も有りましたが長所と短所は裏表、波乱万丈、次々と出てくる小道具、大道具、100ボルトの交流、反陽子銃、 四次元の人達、4次元の世界箱が裏返しに、秘密組織月世界征服同盟。 ストーリーは、銀河系宇宙へのマストロ宇宙人(食虫植物うつぼかずら学名Nepenthes rafflesiana ネペンテスラフレシアナが進化した宇宙人) の侵略。(学名迄語るところが、良い感じでした) それを防ぐために北極星第三惑星から来た少年ポラルと共に戦う地球人たちの物語です。(ドンパチそのものは、殆ど無いのですが) 第三惑星人から伝授されたエ−テル波エンジンの製造。マストロ宇宙の探検。 マストロ宇宙人の先鋭(一人なのですが)との地球での戦い。 様々な攻防の後、北極星第三惑星は侵略され、第三惑星人は放浪惑星に移住。 地球へは、小惑星群が襲来。衝突を避ける為、月を移動させてボ−リングのピンを倒す様に、 小惑星群にぶつける案も出ている中、四次元の人達の助力で危機は回避される。 一応の平穏状態となって物語は終わる。 大きく広げた風呂敷は、畳めなかった、畳まなかった、余韻は残りました。 北村博士の演説は、ガッチャマンの南部博士を想起します。 |
宇宙へ行こう はるかに続く銀河を わたる− 宇宙へ行こう 行こう行こうどこまでも 広い広い宇宙の向こうまで ほらほら 北極星だ金星だ ほらほら 南十字星 地球が青く光る時 空は暗く果てしなく 果てしなく広がる ア− ア− ア− |
主題歌 歌詞も メロディ−も好きです。 あれから もう 52年。 |
宇宙は 無限だ 宇宙は 神秘だ 宇宙には夢が有る 宇宙は人間の憧れであり 宇宙はすべてを包んでいる 宇宙は 始めであり 宇宙は 終りだ |
主題歌前の 三國一朗 の語り 私的には 最高の語りでした。 |
四次元の銀河系宇宙の人達は 我々三次元の銀河系宇宙の味方なのだ そして桃色の雲は四次元の世界の人達なのだ |
最終回 冒頭 ミスタ− ゴンドン ( 月世界征服同盟 リ−ダ− ) のセリフです。 個性的な喋り 良い感じでした。 ( 玉川 良一 俳優・声優・コメディアン・浪曲師 ) |
北村博士の話は終わった。 確かにこの時間たった今宇宙のあらゆる生物が 全く別の生き方をしているに違いない その証拠に今も無数の宇宙電波がこの銀河系を駆け巡り 地球に降り注いでいるのである その中のひとつは今もモ−ルス符号を伝えている 地球は如何 地球は如何 地球は如何.................. |
最終回 最後の 三國一朗 の語り 地球は如何は ポラル (曽我町子)のセリフ |
宇宙から来た少年 | 石山透 作 宇野誠一郎 音楽 |
1962年 4月 −1963年 3月 249回 午後6時−6時15分 (時間帯は未確認、最終回は12分15秒でした) |
SF |
宇宙から来た少年 |